情熱的なキスのとき、軽く楽しいキスのとき、そんな素敵なキスの際「ん?鉄の味がする?」となった経験はありませんか?
理由は「歯茎からの出血」。
ここで、「あー激し過ぎて血が出ちゃったね(はーと)」なんて呑気なことを言っていられる出血なら問題ありません。
しかし世の中にはこわーい出血理由があるのです。この記事では「こわーい出血」についてお伝えします。
キスは鉄の味
キスをした際に歯茎から出血する原因はいくつか考えられます。
たとえば、
①歯茎を舐め合うような激しいキスによって損傷した
②勢いよくキスをしたため歯によって歯茎を損傷した
③口腔内の病気などです。
この中で①②は痛いですが、それほど思い悩む必要はありません。
ええ、私は美しいほど①に当てはまるキスをしたことがあります。
「ファーストキスはレモン味!」なんて謳い文句がありますが、「ファーストキスは鉄の味!」でした。
これは外傷のため簡単に治ります(心的外傷(トラウマ)になってその後のキスに恐怖心を覚える場合は別ですので、早期治療をおすすめします)。
私のエピソードは皆様の頭の片隅にでも置いていただいて、本当に怖い③のお話をしましょう。
③の口腔内の病気の場合、キスによる出血は病気のサインです。
このサインの原因として考えられる病気の中に「歯周病」があります。
口腔内の病気の中でも特に怖い「歯周病」。
実はこれ、キスでうつる可能性があるのです!
なぜうつってしまうのかについては、次でお伝えします。
キスでうつる歯周病
さて、章も新たに気持ちも一新して「どうしてキスで歯周病がうつるのか」お伝えします。
歯周病菌は唾液の中に多く含まれているのです。
そのため、唾液を介して人から人に感染するのですね。
キスは、唾液を交える行為なので、唾液の交換によって歯周病はすぐに感染します。
唾液の交換によって感染するなんて、聞きようによってはアングラな恋愛表現にも聞こえますが、そんなことを言っている場合ではありません。
さて、ここでどうせなら更に皆さまの不安を煽ろうと思います。
うふふ。みなさま、「歯周病なんて自分には関係ない」とか思っているでしょ?
違うのです。歯周病は「人類史上最も感染者が多い」と言われており、成人の約8割が原因菌を持っていると言われているのです。
さて、不安を更に煽られたみなさまに追い打ちをかけるように、次で歯周病の怖い症状をお伝えいたします。さあ、皆さま、恐る恐る次に参りましょう。
歯周病の症状とは
歯周病は重度になると「歯が自然に抜け落ちる」ことになります。
ここまで重度化する前の症状は
(1) 歯肉炎:歯茎の腫れや赤身、歯茎からの出血が起こります。痛みはほとんどありません。
(2) 歯周病初期:炎症が歯を支える顎の骨にまで影響してくる段階です。歯と歯茎の間に歯周ポケットが現れ始めます。歯茎の腫れや赤身、出血があります。この時点でも痛みはありません。
(3) 歯周病中期:炎症が進み顎の骨の半分程度が溶かされた状態です。歯茎の腫れや赤身、出血があります。そして、硬い物を噛む際に痛みが出ることもあります。しかし、この時点でも未だ痛みを感じないこともあります。
(4) 歯周病重度:最初に書いた段階です。炎症が更に進み、歯茎からの出血だけでなく膿が出始めます。そして、歯を手で押すとグラグラと大きく揺れ、自然に抜け落ちることもあります。
ここまで、読んでいただいたら分かるように「痛み」による信号があまり期待できないため「自覚症状」や「危機感」が薄くなることが重症化する原因なのです。
(1)の段階で適切なケアを行えば、全く問題はありません。
さて、ここまで恐怖心を煽りに煽られた皆さまに朗報です。そんな皆様に「対処法」を次でお伝え致します!大丈夫、高い壺なんて売りつけませんよ。
歯周病対策
さて、歯周病対策はどのように行えばよいのかお伝えしていきましょう。
もちろん、歯周病に感染してしまった後は「歯科医師による治療を受けましょう」の一言です。まあ、分かりやすくて良いですね。
しかし、「なってしまった後」ではなく「ならないための予防」が大切なのは全てに通ずる真理。そこで、「予防ケア」をお伝えします。
歯周病の予防に効果的なのはズバリ「日々の歯磨き」です。
「え?それだけ?」ってなりましたか?当たり前のことほど大切なのです。
「歯ブラシ」での丁寧なブラッシングだけでは磨ききれない場所が出てくるので「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」も用いてパーフェクトケアを心がけましょう。
また、「定期的な歯科検診」も心がけましょう。
その際に、歯科医師や歯科衛生士から自分にあった歯ブラシを教えて貰ったり、歯磨きの正しい方法の指導を受けてみましょう。
ここまですれば「歯周病」を恐れる必要はありません。
あなた自身に加え、パートナーにも関わることなので、是非お2人で対策をなさって下さい。
まとめ
さて、みなさまいかがでしたか?楽しいキスライフは「健康なお口から」です。
歯は一生物なので、2人で仲良く楽しく末永く暮らすために一緒に口腔ケアを行いましょう。
それでは皆様、素敵なキスライフを。
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大好きな人とのキス、もしも「臭うな…」って感じたら次にキスするときにどう思いますか?
「あ、また臭うのかな…」
一度におうイメージがついたら相手に先入観を与えてしまいます。
体調や口にしたものによって誰しも口臭は出てくるもの。
日頃からケアをすることが大事なんです。
きちんとケアしていれば「あれ?今日臭うかな…」と不安になることもありません!
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